「津島まちや・街並みを再発見するプロジェクト」(第5回)を本日(2016.11.12)開催しました。
この一週間は暑くなったり寒くなったりと天気の変化が大きかったですが、小春日和の中開催することができました。
参加いただきました皆様、ありがとうございます。
本町筋を中心に軒先のデザインを見ていきましたが、外観調査を行った44件のうち33件で出し桁造が見られるなど津島の町家の特徴の一つであると感じました。
一方で垂木は細めのものが多く、間隔も一尺(約30センチ)のものが半数以下であることなどから、軒出の深さや瓦の質感からくる重厚感に比べて繊細な印象を受けました。
このあたりはどちらかというと上方の町家建築の影響があるのかもしれませんが、「スズメと大工は軒でなく」の言葉通りかなりの技術を要するものではないでしょうか。
普段見慣れている町家でも軒先に注目してみたことで、津島の町家の持つ特徴や技術について新たな発見がありました。