津島まちや・まちなみを再発見するプロジェクト第18回(2018.3.10)テーマ「白浜(しらはま)のまちを再発見する」開催しました。
少し寒さは残っていましたが、この時期らしい柔らかな日差しの中開催することができました。
参加いただきました皆様、ありがとうございます。
今回は白浜町の神明社を起点としながら、暗渠化された水路などかつての集落の跡を探しながら回りましたが、神明社合殿八幡社はよく管理されていて、地域の方にとって大切な場所であることが感じられました。また江戸期の地図では神社の横に神宮寺があったのですが、今では廃寺となり、公園となっていました。
かつて集落を縦断していた水路は、いまでは暗渠化されて道路になっていましたが、広がった道路が神社へと至る参道のように感じられました。この水路がどのように使われていたのかはわかりませんが、船が行き来していたのであれば、まさに当時の主要交通路だったのではないでしょうか。
また、集落の西の端には、かつて弁財天を祀っていたことを示す碑と大きな木がありました。江戸期の地図では存在が確認できましたが、今の地図には全くその痕跡が示されていないため、それを発見できた時には参加者に皆様から驚きの声が上がりました。
地元に人々にとっては当たり前のことかもしれませんが、地図だけではわからないかつての人々の暮らしや信仰の跡が、実際に歩いてみることで発見できることがあります。
これからも当機構では、まちを歩きながら様々な発見を楽しんでいきたいと思います。