津島まちや・まちなみを再発見するプロジェクト第11回(2017.6.10)テーマ「鹿伏兎(かぶと)のまちを再発見する」本日開催しました。
好天には恵まれましたが真夏のような暑い中での開催となり、参加いただきました皆様、お疲れ様でした。
当市南部に位置する鹿伏兎町は、いわれによると今から600年以上前から続く集落ということでした。
津島の旧市街地も、同じく14世紀後半には湊町としての基礎が出来上がっていたといわれますので、鹿伏兎のまちも旧市街地と同じくかなり歴史を持った集落であることがわかります。
まちの西側には熱田社が祀られていたため、津島の牛頭天王信仰とは違う文化を持ったまちだったのではないでしょうか。
また熱田社のとなりの文殊院さまでは、昔この地方が島であったことが紹介されていました。
我々が本日最初に訪れた三月寺さまも、山号は「小島山」でしたので、そうしたところにまちの成り立ちを示すものが残っているのかもしれません。
本日は古い航空写真などと見比べながら歩きましたが、東西に続く大きな道路に南北に狭い路地が走るまちの特徴は、明治以前の様子を残しているものではないかと思います。
また、家の多くに特徴的な石垣が積まれており、石を加工する高い技術があったのではないかと推測されます。
また、最近の当企画ではお寺や祠の彫刻を発見することが多いのですが、鹿伏兎町にも多くの素晴らしい彫刻がありました。
鹿伏兎町は津島の人たちにもあまり知られていませんが、多くの「宝物」がありました。
まだまだ津島には、興味深いものがたくさんあると思いますので、しばらくはいろいろなところを巡っていきたいと思います。